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生存戦略

自分は「できる」と思っていませんか?

yamari@0128

教師を長く続けていると、ふとした瞬間に「自分はデキる」という錯覚に陥ることがあります。

  • 児童・生徒から慕われ、人気がある。
  • 保護者から「先生が担任でよかった」と感謝される。
  • 同僚や上司から、指導力を高く評価される。

これらは素晴らしい成果です。しかし、ここで「奢り高ぶる」ことこそが、最も危険な罠になります。

自分は正しい」「自分はデキる」というプライドが肥大すると、無意識のうちに周りへの配慮が欠け、他者の意見を聞き入れる心の余裕がなくなります。

どれだけ褒められても、常に「自分も間違えるかもしれない」「まだ学べることはある」という謙虚さを持っておくこと。

それは自分を卑下することではありません。むしろ、周囲からの嫉妬や反発を避け、トラブルを未然に防ぎ、いざという時に周囲の助けを得やすくするための、賢い「立ち回り」なのです。

あなたの周りにも、パッと思い浮かぶ人がいるのではないでしょうか。 自信満々で、自分の正しさを疑わず、一見すると「仕事ができる強い人」に見える先生。

確かに、その場では自分の思い通りに物事を進められるかもしれません。しかし、周りからの評価はどうでしょうか?

  • 「あの人には何を言っても無駄だ」と、周囲が口を閉ざす。
  • 困った時に、誰も手を差し伸べてくれない。
  • 影で「あの人はちょっと……」と、信頼を失っている。

本人が気づかないうちに、一番大切な「周囲からの協力」という資産を切り崩しているのです。これは、教師というチーム戦の現場において、致命的な「損」です。

「私はまだ未熟です」「助けてください」と謙虚に振る舞える先生は、周りからサポートを受けやすく、結果として大きなトラブルに巻き込まれにくいのです。

「奢り」は一時的な優越感を与えてくれますが、「謙虚さ」は長期的な安全と信頼を与えてくれます。 20年のキャリアがあったからこそ、私は自分に言い聞かせていました。 「奢り高ぶるな。常に謙虚であれ。それが自分を救うことになるのだから」と。

ただし、一つだけ勘違いしないでください。 「謙虚であること」と「自分を卑下すること」は違います。

今のままで、あなたは十分頑張っています。完璧である必要はありません。 明石家さんまさんの言葉を借りれば、「生きてるだけで丸儲け」です。

適応障害を経験した私だから言えます。 死ぬ気で頑張る必要なんてありません。まずは自分を大切に、今日一日を生き抜く。それだけで、あなたは教師として、一人の人間として、100点満点なのです。

ABOUT ME
ひかる
ひかる
元 教師
先生の毎日を、もっと楽に。
元教師のひかるが、過酷な現場で身に付けた仕事効率化やメンタルケアのコツを届ける「kyoushi-survival」を運営中。
頑張りすぎてしまう先生たちが、笑顔で子ども達と向き合えるお手伝いをします。
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